先日YKK-APのウェビナーで、東京大学の前先生がとても分かりやすい講演をされていました。
講演のお題は「ゆとりの断熱等級6セミナー」で、前先生をはじめ、いろんな方がそれぞれの立場でお話をされていました。

出典:YKK-APゆとりの断熱等級6~前先生パワーポイント
前先生の言われる「ニセモノの6」とは気密がない断熱等級6のことでした。
それはとても納得のいくことです。

出典:YKK-APゆとりの断熱等級6 前先生パワーポイント
断熱等級は断熱の規定であって、気密についての規定はありません。
次世代省エネ基準(断熱等級4)ができた1999年には気密の規定はあったのですが、なぜか2009年になくなりました。
よって、隙間だらけでも断熱等級6を名乗れることになったのです。
いくら断熱していても、隙間が大きければ室内は暖まりません。
暖かい空気は上昇気流になります。
暖めれば暖めるほど上から抜けていき、足元から寒い外気が入ってきてしまいます。

やはり気密はとても大事です。
弊社では、一棟一棟気密測定を実施しきちんと気密がとれているか確認しています。