弾とくしまでは、選りすぐりの自然素材でお家を建てています。
分厚い30㎜の杉の無垢板のフローリング。
ホンモノの漆喰壁。
無垢板で作った建具屋家具類等々。
断熱材も極力石油化学製品を使わず、環境負荷の低いグラスウール等のリサイクル品を中心に使用しています。

壁の中の断熱材も、自然素材を採用することも可能です。
セルロースファイバーとウッドファイバー(インシュレーションファイバー)です。
セルロースファイバーは新聞紙等の古紙からつくった断熱材です。
ウッドファイバーはその名の通り、木の繊維でできた断熱材です。間伐材等からつくられます。

新聞紙ももとをただせば木の繊維からつくられています。
よって、どちらも同じような性質を持っています。

一番のメリットは「容積比熱」が高いことだと思います。
ほかの断熱材、グラスウールやウレタン、ポリスチレンフォームに比べ蓄熱する性能が高いので、外気に対して、室内の温度の変化が緩やかになります。
例えば夏だと、十分な厚みを確保すると屋根に当たった熱が伝わりきらないうちに夜になる・・・という感じです。

グラスウールや現場発泡ウレタンに比べ熱伝導率が悪いセルロースファイバーやウッドファイバーが「暖かい」「涼しい」という感想を抱くのはこれが要因です。
Ua値は熱伝導率と厚みで決まってきます。
しかし、快適性はそれだけでは決まらりません。
壁の中も自然素材、とてもよい選択肢だと思います。