
弊社では許容応力度計算で耐震等級3の建物をつくっています。
その中で、基礎工事の鉄筋は構造設計~施工においてとても大事なところになります。
最近少し話題になっているのが、縦筋(せん断補強筋)のフックの有無です。

この縦筋にフックをつけずに、番線で手組みしているだけの現場もよくみられます。

また、フックをつけずに溶接して固定している鉄筋もあります。
どの方法が、きちんと性能を担保し、また法規にも適しているのでしょうか?

出典:構造塾
告示では、仕様規定が決められてます。
これは、許容応力度計算であろうが、品確法、仕様基準であろうが守らないといけません。
仕様規定では、せん断補強筋にはフックがついている絵が載っています。
よって、基本的にはフックは必要ということになります。
省略することも可能ですが、それには条件があります。

出典:構造塾
フックを省略するには、溶接されているユニット鉄筋を使うことが前提となります。
しかし、ユニット鉄筋だったらいい、という訳ではなく認定品を使用する必要があります。
手組はそもそもフック無しの仕様がありません。
①無条件にフック省略可能
BCJ評定 AタイプかCタイプの組み立て鉄筋
②計算でコンクリートだけでもつことを確認して省略
BCJ評定 Bタイプの組み立て鉄筋
上記を使用することによって、フックを省略することができます。
なお、弊社では基本的に手組みですので、せん断補強筋にはフックをつけています。
適切に計算し、地震力等に耐えることができるかどうかを確認していることや、基準法に適合しているかどうか、ということはとても大事なことです。