床上浸水はもちろん、床下浸水した際、早く乾かすことが大事なことを前回のブログでお話ししました。
浸水した後、2~3日でカビやバクテリアが爆発的に増加します。
それによって、健康被害を引き起こす可能性が高まります。
水害の水は泥交じりの水です。
乾かさないことには、土砂を取り除くこともできません。

断熱方式には「床断熱」と「基礎断熱」があります。
西日本では床断熱が主流ですが、寒冷地では床下配管の凍結防止のため基礎断熱が採用されるケースが多いです。
基礎断熱だと、床下も家の中になるので、配管が凍結するリスクが低いです。
西日本でも床下エアコンの採用等で、基礎断熱が増えている傾向にあります。

基礎断熱にもメリットはもちろんありますが、水害の際はデメリットしかありません。
床断熱だと、外部なので床下の衛生環境が悪化しても室内への影響は少ないです。
しかし、基礎断熱は室内なので影響は大きいです。
また、基礎断熱の場合は外部とつながっていないので、乾かすことが本当に困難です。
信州大学の中谷先生によると、乾かすためにはユニットバスの部分の外壁をはがして乾かすしかないとのことです。
外壁を撤去~復旧は大変な工事になります。
よって、水害の恐れのある地域に建てる場合は、床断熱がもしもの際の復旧を楽にしてくれます。
また使用する断熱材は吸水性の低い発泡プラスチック系の断熱材が適してます。
温熱性能だけではなく、建てる地域に応じて断熱方式や断熱材を選定することが大事です。